SecureBase クラウドサーバ 導入事例:
株式会社 日立ソリューションズ・クリエイト
部長代理 阿讃坊 義明 さま
株式会社 日立ソリューションズ・クリエイトさま(以下HSCさま)は、タクシー料金のICカードによる電子決済代行サービスやグループ会社の福利厚生業務の受託サービスを行っています。2003年より社内売店POSレジを統括管理するサーバアプリケーションを自社開発し、自社の物理サーバ(OS:Windows2000)1台上で運用してきました。2008年頃から物理サーバの老朽化が目立ちはじめ、初期の頃のアプリケーション開発者がいなくなったため、新たなサーバの導入を検討することになりました。
SKSSでは、すでに2005年に仮想サーバに着目し、2006年より他社に開発用仮想サーバを提供してきました。当時、すでに百数十台の仮想サーバ提供の実績を持っていたことが、HSCさまが業務サーバを仮想化する決断を下した理由となったようです。SKSSの提案により 当時はまだ珍しかった業務サーバの仮想化にチャレンジされ、SKSSのクラウド環境で運用することになりました。
提案に当たって、SKSSは次のような仮想サーバ導入のメリットを伝えました。
HSCさまはこうしたメリットを高く評価して仮想サーバ2台を導入、SKSSのクラウド環境で運用することになりました。当時、初期の頃のサーバアプリケーションの開発者がいなくなっていましたが、P2Vツールを利用して1日で簡単に仮想サーバへ移行できました。
導入当初の2008年夏に接続障害が2~3件発生しましたが、クラウド環境であるためSKSS側で直ちに復旧させることができました。また、仮想サーバ移行後にCPUの利用率が高いことが判明し、CPUの追加を行いました。メモリ量も、当初は大きめに取っていましたが、応答性が悪くならない程度にメモリ量を下げました。これにより月額利用料を下げることができました。
CPUを追加したりメモリ量を減らすことなどは、仮想サーバなら簡単操作で直ちに実施できることです。自社物理サーバをクラウド環境へ移すことにより、物理サーバやOS対応の人件費の削減、自社に物理サーバを置くスペースの削減、運営のための電気代の削減などが可能になりました。
2008年秋以降は、負荷分散機能(DRS)や高可用性機能(HA)により仮想サーバは安定して稼働しており、2010年春からは新たに弁当注文受付サーバもクラウド環境で運用されています。
*サービス内容
*従業員数:3,182名 (2018年4月1日現在)